月別アーカイブ: 2013年4月

「患者様の約70%はスギ花粉」

「City Mate」

親と子のふれあい情報誌「City Mate」209号(H25.2.15発行)に掲載した記事をご紹介します。

 

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

温暖化の影響もあり花粉症は年々増加しています。特に子供たちの発症は最近約2倍となっています。患者様の約70%はスギ花粉。但し、関西では東日本よりヒノキの割合が多いとされています。

治療は抗ヒスタミン薬、化学伝達物質遊離抑制薬、ロイコトリエン拮抗薬、漢方薬などの内服や点鼻、点眼、ステロイド薬の点鼻、点眼などの組み合わせ。

その他、鼻粘膜への手術療法、減感作療法などがあります。

ご自分でできることとしては外出時のマスク、めがね、帰宅後すぐの洗顔、うがいなどをお勧めします。

「便秘には様々な種類があるんです!」

「City Mate」

親と子のふれあい情報誌「City Mate」206号(H24.11.9発行)に掲載した記事をご紹介します。

 

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

最も多い弛緩性便秘、直腸に問題のある直腸性便秘、ストレス等が原因の痙攣性便秘、その混合型などがあります。どんなタイプでも共通の解決策としてトイレに行く時間を決める、水分をしっかり摂る、善玉菌を増やす、食物繊維を摂るなどがありますが、それでも効果の出ない場合は、タイプによる原因にあった薬剤の選択が必要です。

特にセンナ系の下剤は良く効くために多く使われていますが、長期的には耐性や薬剤による便秘の可能性があります。

悩まれている方は一度ご相談下さい。

「意外と知らない熱中症のメカニズム」

「City Mate」

親と子のふれあい情報誌「City Mate」203号(H24.8.20発行)に掲載した記事をご紹介します。

 

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

最近は日中35度を越える日が続き、熱中症で搬送される人が増えています。皮膚は表面からの直接放散と発汗により体温を下げていますが、気温が体温より高くなると、放散のメカニズムが機能しなくなり、発汗だけに頼ることになります。

発汗は脱水と塩分不足を導いて熱中症を進行させ、さらに多湿では発汗さえ出来なくなります。大事なことは、重篤な痙攣や意識障害を起こす前に熱中症を疑うことです。倦怠感、頭重感、頭痛、嘔気などの症状が出たら作業や運動を中断、体を冷やし、塩分を含む水分(スポーツドリンクや点滴)を補給しましょう。

 

「男性型脱毛症とは?」

「City Mate」

親と子のふれあい情報誌「City Mate」191号(H23.8.19発行)に掲載した記事をご紹介します。

 

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

CMでよく使われているAGAとは「男性型脱毛症」を表します。男性の思春期以降には、まず前額部や頭頂部から遺伝や男性ホルモンの影響で、徐々に髪の毛が減少し始めるのです。

当院で使用しているプロペシアという飲み薬は、男性ホルモンが実際に働く活性型に変化するのをブロックするお薬です。6ヶ月以上継続服用すると、現状維持も含めて9割以上の方に効果を認めます。

AGAは放置すると必ず進行します。

1日1錠!併用療法や食生活、副作用や値段の相談も含めて、まずはご連絡下さいね!

 

「男性の平均寿命が短いのは何故?」

親と子のふれあい情報誌「City Mate」(H24.2.1発行)に掲載した記事をご紹介します。※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

日本が世界の長寿国になって久しいですが、それを引っ張っているのは女性であり、男性の平均寿命は女性よりもずっと短いのです。

この原因として、実は男性における男性ホルモン値が年齢と共に下がって行くことが老化を進めていることに注目が集まっています。因みに女性は50歳を過ぎると男性ホルモン値が上がります。

また、命に関わらないまでも40歳が過ぎて疲れ易い、だるい、鬱っぽい、EDなどの症状は男性ホルモンの低下によるLOH症候群(男性更年期障害)の可能性があります。男性の皆さん!頑張って下さい!