カテゴリー別アーカイブ: 往診鞄

いまだ先生の往診鞄 №65

「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」346号
(R1.3.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

 痔で悩まれている方の中には、長年内服薬や坐薬で経過をみられている方も多いと思います。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、なかなか完治しない印象をお持ちの方も少なくないはずです。でも“手術はちょっとなあ”と思われている方、手術に至るまでの手前の治療方法として効果療法という方法があります。
 いわゆる切らない手術と言われるものですが、痔に直接薬液を打ち込みます。薬液が腫脹した痔を硬化縮小させ、脱出や出血が治まるというものです。但し、どんな痔でも適応になるわけではありません。痔には中にできる内痔核と外の外痔核がありますが、適応になるのは内痔核のみです。また、症状の中でも特に出血や脱出を呈するものに対しては効果的です。
 痔に注射を打つなんていたくないの?と思われるでしょうが、薬液には痛み止めが入っていますし、施行前にはおしりに麻酔の注射をします。筆者は10年以上前から大勢の方にこの方法を選択させて頂いておりますが、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

いまだ先生の往診鞄 №64

「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」344号
(R1.1.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

 当院でも三田市乳がんマンモグラフィーセット検診(デジタルフラットパネルマンモグラフィーおよび視触診)を行っております(三田市のハガキまたはクーポン券利用可)。対象は40歳以上の女性です。A認定技師を中心に全員女性技師により、40歳~49歳の方は2方向撮影、50歳以上の方は1方向撮影にてマンモグラフィーを施行します。また、2019年度より三田市の検診では40歳以上のマンモグラフィー対象者は3700円にてエコー検査も追加できますが、当院でも対象者の方に同額でエコー検査を追加できるようになりました。さらに触診検診しかない30代、検診自体のない20代の方々も3700円でエコーが利用できるようになりましたので、ぜひご来院頂ければと思います。
 撮影したマンモグラフィー画像は提携頂いている関西労災病院乳腺外科にデータとして送られ、ダブルチェックを受けます。たとえ当院で異常なしと判断されても、再度複数の医師により診断を受けることになります。マンモグラフィー検診のみの値段は40歳代が2000円、50歳代が1500円、75歳以上は無料です。ぜひお役立てください。

いまだ先生の往診鞄 №63

 「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」342号
(R1.11.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

 乳がんの最初の症状にはしこり、痛み、血の混じった分泌物、脇の下のしこりなどが言われていますが、これらの症状が現れた時にはすでにステージが進んでいることが多く、症状が出る前に見つけることがとても重要になります。しこりが2cm以下で、脇の下のリンパ節への転移がない状態をステージ1と言いますが、この段階までに見つかれば5年後の生存率は90%異常、かなりの確率で完全に治ることが期待できます。つまり、症状が出る前の乳がん検診はとても大切だということですね。生活様式の欧米化に伴い乳がんの患者様は増えています。日本人女性の12人に1人が乳がんになると言われています。にもかかわらず日本人女性の検診率は30%台、欧米は70%台と大きな開きがあります。その中でも三田市周辺の健診率は他の自治体と比べて少し低いのです。特に血のつながった方に乳がんや卵巣がんの患者様がいらっしゃる場合やそうでない方も積極的に乳がん検診を受けてくださいね。当院では三田市のマンモグラフィー検診やほかの検診を随時お受けしています。マンモグラフィーやエコーは女性技師が行い、視触診は省くこともできます。

いまだ先生の往診鞄 №62

 「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」340号
(R1.9.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

当院でも三田市乳がんマンモグラフィーセット検診(デジタルフラットパネルマンモグラフィーおよび視触診)を行っております(三田市のハガキまたはクーポン券利用可)。対象は40歳以上の女性です。A認定技師を中心に全員女性技師により、40歳~49歳の方は2方向撮影、50歳以上の方は1方向撮影にてマンモグラフィーを施行します。また、2019年度より三田市の検診では40歳以上のマンモグラフィー対象者は3700円にてエコー検査も追加できますが、当院でも対象者の方に同額でエコー検査を追加できるようになりました。さらに触診検診しかない30代、検診自体のない20代の方々も3700円でエコーが利用できるようになりましたので、ぜひご来院頂ければと思います。
 撮影したマンモグラフィー画像は提携頂いている関西労災病院乳腺外科にデータとして送られ、ダブルチェックを受けます。たとえ当院で異常なしと判断されても、再度複数の医師により診断を受けることになります。マンモグラフィー検診のみの値段は40歳代が2000円、50歳代が1500円、75歳以上は無料です。ぜひお役立てください。

いまだ先生の往診鞄 №61

「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」338号
(R1.7.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

 当院でも三田市乳がんマンモグラフィーセット検診(デジタルフラットパネルマンモグラフィーおよび視触診)を行っております(三田市のハガキまたはクーポン券利用可)。対象は40歳以上の女性です。A認定技師を中心に全員女性技師により、40歳~49歳の方は2方向撮影、50歳以上の方は1方向撮影にてマンモグラフィーを施行します。また、2019年度より三田市の検診では40歳以上のマンモグラフィー対象者は3700円にてエコー検査も追加できますが、当院でも対象者の方に同額でエコー検査を追加できるようになりました。さらに触診検診しかない30代、検診自体のない20代の方々も3700円でエコーが利用できるようになりましたので、是非ご来院頂ければと思います。
 撮影したマンモグラフィー画像は提携頂いている関西労災病院乳腺外科にデータとして送られ、ダブルチェックを受けます。たとえ当院で異常なしと判断されても、再度複数の医師により診断を受けることになります。マンモグラフィー検診のみの値段は40歳代が2000円、50歳代が1500円、75歳以上は無料です。ぜひお役立てください。

いまだ先生の往診鞄 №60

「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」336号
(R1.5.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

感作療法とは、アレルギーの原因であるアレルゲン物質を少量から投与していき、徐々に感作させていく事でアレルゲンに対するアレルギー反応を軽減させる治療方法です。
アレルギー薬は表面的にアレルギーを抑えるだけですが、減感作療法は根本的にアレルギー反応を起こさないようにします。今まで減感作療法は注射による方法が一般的でしたが、現在はスギアレルギーとダニアレルギーに対してのみ、舌下投与による薬が発売されています。注射と異なり自宅で減感作療法を進めることができ、長期に渡り症状を抑える事ができます。
但し、投与前にはスギおよびダニアレルギーである事の検査による確認が必要で、治療には3年から5年かかります。また、すべての患者様に効果が期待できるわけではなく、投与終了後に症状が再発してしまう事もあります。また、稀にアナフィラキシーという強いアレルギー反応が見られる事もあります。投薬開始については、ダニは通年性ですが、スギはスギ花粉症シーズン中の投与開始はできません。
アレルギーを根治させたい方、抗アレルギー薬が眠くて服用できない方など、一度御相談ください。

いまだ先生の往診鞄 №58

「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」280号
(H31.1.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

もうすぐ花粉症の季節。今年はスギとヒノキの雄花が育ちやすい環境が整った為、普段の3倍程度の花粉が飛ぶと予想されます。当院では発売当初より舌下免疫療法を開始していますが、予想より副作用は少なく効果はかなり期待できる様です。ただし、この治療穂は特異的免疫療法であり、スギ花粉症にしか効果がなく、治療期間が3年以上にわたる事、全員に効果が期待できるわけではない事も知っておく必要があります。また、この治療はシーズンが始まってしまえば開始できません。長い治療のあとにはスギ花粉症が完治してしまう可能性もあり、これが他の治療法と比較して大きく異なる点です。「スギ以外にヒノキやイネ科もあるよ」という方には抗ヒスタミン薬による治療が基本です。非常に効果がありますが、眠たくなったり作業効率が落ちることが欠点。抗ヒスタミン薬を使わずに、漢方、抗LT薬、点鼻薬などを組み合わせることもできます。注射による人食い的免疫亮穂(週1回の皮下注射を計6回)という方法もあります。また、当院では新しく発売となったダニアレルギーに対する舌下両方も開始しています。是非一度ご相談ください。

いまだ先生の往診鞄 №57

「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」330号
(H30.11.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

 慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)という言葉をご存知ですか?これは、腎臓の障害が慢性的に継続している状態の事です。成人の8人に1人がCKDと言われ、一旦悪化すると二度と改善が望めない事から影の寿命の決定因子とも言われています。
 蛋白尿や血尿、画像での腎障害、血液検査での腎機能低下などが3ヶ月以上続いた時に診断され、特に腎機能の血液検査の指標であるeGFRが60を切ると要注意です。生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症等)が原因となる事が多く、そこに肥満、運動不足、飲酒、喫煙、ストレス等が加わると進行します。また、源疾患が隠れている場合もあるので、一度専門医を受診することも大切です。原因となる生活習慣病をきっちりと治療する事。特に血圧は一般的なコントロール基準よりも厳しくなります。
 食事療法としてはまず減塩食、ステージが進行すればタンパクやカリウム制限。また、腎機能の低下を遅らせる薬もあります。但し、初期のCKDに症状はなく、一旦進行したら回復しません。言うまでもなく、早期発見・早期治療が原則です。皆様は大丈夫ですか?

いまだ先生の往診鞄 №56

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」328号
(H30.9.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

暑いですが皆さまお元気にお過ごしでしょうか?
今年の会社の定期診断や健康保険の健診は終わりましたか?
引っかかった項目に対して、症状がないからと言ってほったらかしてはいませんか?
生活習慣病の原因となる血圧、脂質異常、血糖や尿酸値などは健診に引っかかっただけでは症状は出ません。では、症状が出てから治療をすれば良いのでしょうか?それでは健診の意味がありません。
当院では健診結果を一緒に見させて頂き、現在どういう対策や治療が必要かを、患者さまと一緒に考えさせて頂きます。また、同時に現在どういう影響が体にきているかもいくつかの検査にて調べさせて頂きます。
すぐに治療を始めても、ほったらかしていた間のつけは消えてくれません。でも、すぐに治療を始めればダメージの進行は止まります。
体はなんともないので大丈夫!と思っておられる方いませんか?症状はある日突然やって来ますよ。

いまだ先生の往診鞄 №55

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」326号
(H30.7.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

 当院でも三田市乳がんマンモグラフィーセット検診(デジタルフラットパネルマンモグラフィーおよび視触診)を行っております(三田市のハガキまたはクーポン券利用可)。対象は40歳以上の女性です。
 A認定技師を中心に全員女性技師により、40歳~49歳の方は2方向撮影、50歳以上の方は1方向撮影にてマンモグラフィーを施行します。精査が必要と判断された場合には、その場で乳腺エコーを追加(セット検診外)し、より正確な診断を下せます。また、生検などの精査が必要な場合もご希望に応じて当院にて継続できます。
 撮影したマンモグラフィー画像は提携頂いている関西労災病院乳腺外科にデータとして送られ、ダブルチェックを受けます。たとえ当院で異常なしと判断されても、再度複数の医師により診断を受けることになります。
【夜にマンモグラフィー検診をご希望の方へ】
7月9日(月)・18日(水)のみ対応しています。値段は40歳代が2000円、50歳代が1500円、75歳以上は無料です。ぜひお役立てください。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。