いまだ先生の往診鞄 №53

「TOWN LIFE」
くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」322号
(H30.3.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

検診やドックの尿検査で「尿検査陽性」とかいわれたことはありませんか。尿潜血とは、尿路や生殖器などから出血していることを示します。但し、その一部の方は無症候性血尿と言って、特に原因なく反応を認める場合もあり、必ずしも皆様が心配しなければならない訳ではありません。しかし、尿潜血陽性は結石、癌、糸球体腎炎、憩室、炎症、外傷等の重要なサインでありことには変わりなく、指摘されれば必ず二次検診を受けて頂くようにお勧めします。
また、おしっこが赤いなど、目で見てわかる肉眼的血尿はさらに危険なサインです。当院では「尿潜血陽性」の方に対する2次検診と致しまして、泌尿器科と腎臓内科の双方からの観点で、腹部エコー、尿細胞診、腎炎や前立腺癌等を対象にした血液検査等(場合により膀胱尿道鏡)をスクリーニングとして施行させて頂いております。
また、これらの病気をはやく発見するためには、健診や人間ドックなどが重要です。当院ではそういったご心配をお持ちの方にもご安心頂けます様に適時検診、人間ドックもご予約頂けます。お心当たりの方、ご心配をお持ちの方は是非一度ご連絡ください。